放課後等デイサービス(放デイ)とはなにか?

公開日  更新日

「放課後等デイサービスってなに?」
「放課後等デイサービスの役割を知りたい」
「どんな内容のサービスがあるの?」
昨今、発達障害などの知名度向上とともに聞かれることも多くなった放課後等デイサービス。

本記事では、放課後等デイサービスとはなにかについて紹介します。
サービス内容や利用料金についても説明しているので、申し込みを検討している方はぜひ最後までご覧ください。

目次

放課後等デイサービス(放デイ)とは

「放課後等デイサービスという名前は聞いたことあるけど、対象者や利用方法については知らない」という方も少なくありません。

まずは、放課後等デイサービスについて以下の4つのポイントに分けて説明します。

【放課後等デイサービスの概要】

  • 利用できる対象者
  • 利用方法
  • 利用料金
  • 利用の流れ

それぞれ解説していきます。

利用できる対象者

放課後等デイサービスは、障害をもたれる小学生から高校生までのお子さんが利用できます
障害者手帳の有無は問わず、身体障害、知的障害、精神障害、発達障害を持つお子さんたちが対象です。
※障害までいかない、発達に心配を感じるお子様も条件はございますが利用可能です。

6歳から18歳までの学生を対象に、放課後や長期休暇に発達支援のサービスを提供します。

利用方法

放課後等デイサービスを利用するためには、自治体が発行する受給者証が必要です。
通所受給者証ともいい、これを持っていない場合、まずは住民票のある自治体の窓口へ行きましょう。
障害福祉課で、放課後等デイサービスを利用したいことを伝え、受給者証を発行してもらう必要があります。

サービスを受けるために必要な書類のため、忘れず準備しましょう。

関連記事:放課後等デイサービスの利用方法と申請方法を解説

利用料金

放課後等デイサービスの利用料金は、地域や施設によって異なりますが、一般的には、時間帯や利用日数によって料金が設定されています。
たとえば、平日の放課後に利用する場合は、が一般的です。

ただし、所得によって減免制度や補助金が適用されることもあるため、具体的な料金については各施設や自治体のホームページや問い合わせ窓口で確認してください。

関連記事:放課後等デイサービス(放デイ)の利用料金について知りたい

利用の流れ

放課後等デイサービスを利用するためには、まず見学をしましょう。
利用したい放課後等デイサービスを見つけ、空き枠があるかを確認してから、利用申し込みを行います。
申し込みが受け入れられた場合、利用者に合わせた利用計画が作成されます。

その際、利用する曜日や時間帯、利用するサービスの種類など、具体的なところまで決めるのが一般的です。
利用日が決まったら、その日からデイサービスを利用することができます。
なお、各施設での利用の流れは異なる場合もあるため、具体的な利用方法や手順については、利用を希望するデイサービス施設に直接問い合わせましょう。

放課後等デイサービスの3つの役割

放課後等デイサービスでは、ご利用されるお子さんだけでなく、保護者さんへもサービスを提供しています。
今回は、放課後等デイサービスの役割を3つのポイントに分けて見ていきましょう。

【サービスの役割】

  • 子どもの最善の利益を保障する
  • 共生社会の実現に向けた後方支援
  • 保護者支援

それぞれ解説していきます。

子どもの最善の利益を保障する

ご利用されるお子さんが地域社会とのつながりを持つ機会を提供することも、放課後等デイサービスの役割です。
地域のイベントやアクティビティに参加し、コミュニケーションや社会的スキルの発展を目標とし、その手助けをしています。

放課後等デイサービスでは、遊びやコミュニケーションを通して成功体験を増やし、心の成長を促します。

共生社会の実現に向けた後方支援

障害をもたれるお子さんが自立した生活を送るためのスキルを習得する機会を提供することも、放課後等デイサービスの役割です。
掃除や洗濯などの日常生活スキルトレーニングや、音楽やスポーツなどの表現活動を行うことで、自己肯定感や自己表現能力の向上を支援します。

くわえて、地域のさまざまな活動に参加させることにより、社会的な役割や責任を持つ機会も提供します。
就労支援やボランティア活動の紹介、地域交流イベントの参加などが行われるため、お子さんにとっていい機会になるでしょう。

保護者支援

放課後等デイサービスは、保護者の方にも支援を提供します。
情報提供や相談、親同士の交流の場を提供したり、生活負担を軽減するための支援を行います。

育児に不安を抱える保護者の方々にとって大切なサービス内容です。

放課後等デイサービスのサービス内容

放課後等デイサービスでは、お子さんに寄り添ってさまざまなサービスを提供しています。
自立するためのサービスだけでなく、将来を見据えた支援も行っています。

今回は、放課後等デイサービスのサービス内容を以下の4つのポイントに分けて紹介します。

【サービス内容】

  • 自立支援と日常生活充実のための活動
  • 創作的活動・作業活動
  • 地域交流の機会の提供
  • 余暇の提供

それぞれ解説していきます。

自立支援と日常生活充実のための活動

放課後等デイサービスでは、お子さんたちが自らの能力を高めながら、生活を充実させるための支援を行っています。
排泄や、食事、着替えなど、身の回りのスキルや生活習慣の習得を目指し、トレーニングを行います。
個々の成長段階に合わせ、自分1人でタスクを達成できたり、自分で考え工夫できたりした時には、たくさん褒めることで自己肯定感を高めることもサービス内容のひとつです。

くわえて、宿題や学習計画の作成、勉強方法の指導などを通じて、学校での学習においても自立できるようにサポートします。
学校の授業内容に合わせた学習プログラムや補習も行い、学力向上を図ります。
勉強や学習計画の作成が1人でできるようになることを目標とし、それを支援することも放課後等デイサービスの役割です。

これらの活動を通じて、お子さんたちは自分で考え、行動する力や自信を身につけることが期待されます
将来的には、より自立した生活を送れるようになり、社会での自己実現や安定した生活を築く基盤を作ることが目標とされています。

創作的活動・作業活動

お子さんたちの好きなことや得意なことに基づいて、クラブ活動や教室などで興味・才能の育成を行います。
音楽、スポーツ、美術、工作など幅広い分野での活動を通じて、子どもの自己肯定感や個性の発見を促すことが目的です。

たとえば、工作活動では、お子さんたちは紙や画材を使って自由な発想で絵画や工作を行うことが可能です。
自分の想像力を広げ、自己表現をする機会となります。
くわえて、 音楽・ダンス活動では、お子さんたちは楽器や音楽に触れることで、音楽の楽しさやリズム感を身につけることが可能です。

ダンスの振り付けやチームワークを通じて、創造性や協力性を養うこともできます。
また、意見や感情を適切に表現する力を育むため、コミュニケーションゲームやディベート、アートセラピーなどを通じて、自己主張や他者との協調性を養います。

遊びやコミュニケーションを通して成功体験を増やし心の成長を促すほか、将来的に豊かな生活を送れるように手助けをすることも、放課後等デイサービスの役割です。

地域交流の機会の提供

お子さんたちが社会の一員として自立して生活できるよう、外出やレクリエーション活動、地域でのボランティア活動などを通じて、コミュニケーション能力や適切な社会ルールを身につける支援を行います。

たとえば、グループで手工芸や料理教室をしたり、地域の公園や施設を訪れて一緒に遊ぶイベントを行ったりします。
また、地域のイベントに参加したり、地域のお祭りやイベントに出店するなど、地域との交流を促進する取り組みを行うことも放課後等デイサービスの役割です。

地域交流の機会を提供することで、お子さんたちは地域の方々との触れ合いを通じて、異なる世代やバックグラウンドを持つ人々との理解を深めることができます。
また、地域の方々もお子さんたちとの交流を通じて、お子さんたちの成長や苦労を共有し、助け合うこともできます。
地域交流の機会の提供により、お子さんたちの自己成長や社会性の向上に繋がるとともに、地域のつながりを強めることも期待されるのです。

地域の人々もお子さんたちとの交流を通じて新たなエネルギーや活気を得ることができ、地域全体の活性化にもつながるでしょう。

余暇の提供

放課後等デイサービスにおける「余暇の提供」とは、放課後や休日に、自分自身の趣味や興味に合わせた活動を楽しむことをサポートするサービスです。
このサービスでは、一人ひとりの希望に合わせた活動プログラムが提供されます。

音楽や絵画、スポーツ、ゲーム、料理、読書など、いくつかのカテゴリーに分かれた活動があり、お子さんは興味のある分野を選択して専門の指導員やスタッフのサポートのもとでその活動に取り組むことができます。

また、余暇の提供では、お子さん同士が交流し、コミュニケーションを図る機会があることもポイントです。
活動中や活動後には、グループでのディスカッションや意見交換の場が設けられる場合もあります。
これによって、他の人との関わりを深め、友達を作ったり、仲間と協力しながら活動を楽しんだりすることができます。

また、日常生活の中で利用することができない特別な施設や設備が利用できることも知っておきましょう。
これらの施設や設備を利用することによって、自分の興味や才能を発揮することができるため、自己成長や自信の向上にもつながるでしょう。

「余暇の提供」は、放課後等デイサービスにおいて時間を有意義に過ごすことをサポートする重要なサービスです。一人ひとりの個性や好みを尊重しながら、楽しみながら過ごすことができる活動を提供しています。

放課後等デイサービス(放デイ)とは障害児支援サービスのひとつ

放課後等デイサービスでは、生活習慣の習得やコミュニケーションスキルなどのさまざまなスキルを磨くことが可能です。
また、個別のニーズに合わせた支援プログラムも提供され、能力向上が図られます。
それだけでなく、スポーツやアート、音楽などのさまざまな活動を提供することにより、趣味や才能の育成が促されます。

ファミリー・キッズでは、障がい児通所支援事業所を展開しております。楽しく遊び・学び・育みながらお子様一人ひとりの成長や自立のお手伝いをしております。気になる方はぜひお問い合わせください。

ファミリーキッズの放課後等デイサービスとは

放課後等デイサービスは学校に就学している障がい児に対し、個別活動や集団活動を通して「日常生活での基本的な動作の指導や自立支援」や「集団生活への適応に向けた支援」などを行う障害福祉サービスです。

ファミリー・キッズでは「家庭的な環境で安心して過ごしていただく」ということを心掛けており、
楽しく遊び、学び、育みながら、お子様に内在している潜在能力を最大限に引き出します。

ファミリー・キッズでは、以下の地域で放課後等デイサービスを運営しています。

神奈川県のファミリー・キッズ

放課後等デイサービス 伊勢原
放課後等デイサービス 海老名
放課後等デイサービス 茅ヶ崎
放課後等デイサービス 座間
放課後等デイサービス 愛川
放課後等デイサービス 綾瀬
放課後等デイサービス 南林間
放課後等デイサービス 秦野
放課後等デイサービス 相模原
放課後等デイサービス 藤沢
放課後等デイサービス 平塚
放課後等デイサービス 厚木
放課後等デイサービス 湘南
ショートステイ ファミリーキッズ伊勢原

福島県のファミリー・キッズ

放課後等デイサービス 会津若松
放課後等デイサービス 喜多方
放課後等デイサービス 郡山
放課後等デイサービス 会津

相談支援事業所

ファミリー・サポート湘南
相談サポートセンター ファミリー会津
相談ファミリー・サポートセンター郡山

放課後等デイサービスの利用に関してお悩みがあれば、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら

目次