放課後等デイサービス(放デイ)の利用料金について知りたい

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「放課後等デイサービス(放デイ)の料金相場は?」
「利用料金の仕組みを知りたい」
「上限負担金額について詳しく知りたい」
昨今、発達障害などの知名度向上とともに聞かれることも多くなった放課後等デイサービス。

本記事では、放課後等デイサービス(放デイ)の料金に関する冒頭の疑問について解説していきます。
放デイについて情報収集を行っている方、実際に申し込みを検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

放課後等デイサービスの利用料金の仕組み

放課後等デイサービスの具体的な利用料金を解説する前に、まずは利用料金の仕組みから解説していきます。
ここでは、以下6つの観点から解説します。

【利用料金の仕組み】

  • 利用料金は1割負担
  • 負担金額には上限がある
  • 加算対象費用がかかる
  • 利用できる日数にも制限がある
  • その他の必要費用
  • 放課後等デイサービスの利用料金の例

それぞれ見ていきましょう。

利用料金は1割負担

放課後等デイサービスでは、利用料金のうち自己負担分が全体の10%に限られます。
残りの90%は、地方自治体や国が支給し、経済的な負担を軽減する仕組みです。

これにより、経済的に困難な状況にある家庭でもお子さんたちの放課後の適切な支援が受けられるようになります。

負担金額には上限がある

先ほど「利用料金は1割負担」と解説しましたが、負担金額には上限があります。
上限は月額に設定されており、具体的な金額は以下2パターンの世帯収入によって違います。

【世帯収入】

  • 市町村民税課税世帯(890万円まで)
  • 市町村民税課税世帯(890万円以上)

それぞれ解説していきます。
※非課税世帯、低所得世帯は月額上限が0円となります。

市町村民税課税世帯(890万円まで)

世帯所得が890万円までの場合、月額上限額は4,600円です。

なお、共働き世帯の場合の世帯所得は、世帯主の金額を参照します。
また、世帯所得の上限金額は自治体によって設定金額が異なる点も注意してください。

市町村民税課税世帯(890万円以上)

世帯所得が890万円以上の場合、月額上限額は37,200円です。

なお、こちらも共働き世帯の場合の世帯所得は、世帯主の金額を参照します。
そして、世帯所得の上限金額についても同様に、自治体によって設定金額が異なります。

加算対象費用がかかる

放課後等デイサービスの利用料金の仕組みのひとつ「加算対象費用」とは、特別支援の追加や一定の規定に基づいて発生する追加料金を意味します。
ここでの加算対象費用は、個別の支援プランに基づいて算出され、たとえば、専門的なスタッフの配置や特別なプログラムの提供などに使用されます。

具体的には「欠席時対応加算」「延長支援加算」「福祉専門職員配置加算」「家庭連携加算」などです。
これによって、個別のニーズに合わせた適切なサービスを提供することが可能になります。

利用できる日数にも制限がある

放課後等デイサービスは、利用できる日数に制限があります。
通常は週1日から5日までとされており、受給者証に記載されている支給量の範囲を超えると負担額が変わります。

その他の必要費用

放課後等デイサービスでは、利用料金とは別に「その他の必要費用」が存在します。
利用者が個別に必要とする用具(筆記具など)、食事(おやつ代など)、交通費、イベント費(社会見学施設使用料)など、サービス利用に関連して発生する追加の費用を指します。

放課後等デイサービスの利用料金の例

ここからは、放課後等デイサービスの利用料金の例を2つ、事例別に見ていきます。

【利用料金の例】

  • 放課後や土日に利用した場合
  • 夏休みなどの長期休暇に利用した場合

それぞれ確認してください。

放課後や土日に利用した場合

まずは、放課後や土日に利用した場合を見ていきましょう。

  • 上限金額適用前
    • 平日の料金(例:1,000円) × 利用日数(例:8日)=平日の総料金(例:8,000円)
    • 休校日の料金(例:1,250円) × 利用日数(例:4日)=休校日の総料金(例:5,000円)
    • 平日の総料金(例:8,000円) + 休校日の総料金(例:5,000円)=総料金(例:13,000円)

なお、この場合に上限金額を適用すると、以下の料金になります。

  • 上限金額適用後
    • 市町村民税課税世帯①(上限4,600円):4,600円
    • 市町村民税課税世帯②(上限37,200円):13,000円

なお、おやつ代は、別途上記料金に加算されます。

夏休みなどの長期休暇に利用した場合

次に、夏休みなどの長期休暇に利用した場合を見ていきましょう。

  • 上限金額適用前
    • 休校日の料金(例:1,250円) × 利用日数(例:20日)=総料金(例:25,000円)

なお、この場合に上限金額を適用すると、以下の料金になります。

  • 上限金額適用後
    • 市町村民税課税世帯①(上限4,600円):4,600円
    • 市町村民税課税世帯②(上限37,200円):25,000円

なお、おやつ代やイベント代がかかった場合は、別途上記料金に加算されます。

児童発達支援の利用料金相場

児童発達支援の利用料金相場は、月額4,600円程度とされています。
一般的に、児童発達支援をはじめとした福祉サービスの利用料金は、ご家族に負担のない金額が設定されています。

これは、お子さんの発達支援が必要な場合、経済的な負担を抑えて支援を受けられるようにするためです。
※未就学児のお子さんが利用でき3歳から6歳までは幼児無償化により実質利用負担額0円

また、非課税、低所得世帯の方も受給者証に示された通り上限月額利用料0円となります。

関連記事:児童発達支援とは?サービスや費用、申請の流れを解説

放課後等デイサービス(放デイ)の料金は1割負担

放課後等デイサービス(放デイ)の料金は1割負担となっております。
また、世帯所得によって負担金額に上限金額も設定されているので、気になる方はぜひ申し込みを検討してみてください。

ファミリー・キッズでは、障がい児通所支援事業所を展開しております。楽しく遊び・学び・育みながらお子様一人ひとりの成長や自立のお手伝いをしております。気になる方はぜひお問い合わせください。

ファミリーキッズの放課後等デイサービスとは

放課後等デイサービスは学校に就学している障がい児に対し、個別活動や集団活動を通して「日常生活での基本的な動作の指導や自立支援」や「集団生活への適応に向けた支援」などを行う障害福祉サービスです。

ファミリー・キッズでは「家庭的な環境で安心して過ごしていただく」ということを心掛けており、
楽しく遊び、学び、育みながら、お子様に内在している潜在能力を最大限に引き出します。

ファミリー・キッズでは、以下の地域で放課後等デイサービスを運営しています。

神奈川県のファミリー・キッズ

放課後等デイサービス 伊勢原
放課後等デイサービス 海老名
放課後等デイサービス 茅ヶ崎
放課後等デイサービス 座間
放課後等デイサービス 愛川
放課後等デイサービス 綾瀬
放課後等デイサービス 南林間
放課後等デイサービス 秦野
放課後等デイサービス 相模原
放課後等デイサービス 藤沢
放課後等デイサービス 平塚
放課後等デイサービス 厚木
放課後等デイサービス 湘南

福島県のファミリー・キッズ

放課後等デイサービス 会津若松
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