放課後等デイサービスでキャリアアップは可能なのかを解説

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放課後等デイサービスでキャリアアップは可能なのかを解説
放課後等デイサービスで働いている方、もしくはこれから放課後等デイサービスで働く予定の方は、将来的にキャリアアップが可能か知りたいところですね。
福祉系での就活を考える際は、さまざまな資格がありますので、キャリア形成に役立つ資格を選んで実務経験を積むことが必要です。
本記事では、放課後等デイサービスでキャリアアップは可能であるか、解説していきます。

目次

児童指導員と児発管の違い

児童指導員と児発管の比較

児童発達支援管理責任者

児童指導員

主な仕事内容

個別支援計画書の作成

個別支援計画書に基づく療育サポート

アセスメント・モニタリング

活動記録や支援記録など事務作業

利用者の見学対応・契約業務

社会ルール習得サポート

請求業務

日常生活の指導・サポート

保護者の対応

学習サポート

関係機関との連絡・調整

遊びのサポート

施設スタッフ指導・育成

学校や児童相談所との連携

スタッフミーティング

保護者との面談

シフト作成

児童の進学・就職相談

勤務時間

8:301730(定時)

10:002000の間で8時間

給与額(常勤)

297,487円

219,413円

給与額(非常勤)

154,286円

85,298円

平均年収(常勤)

360万円

263万円

平均年収(非常勤)

185万円

102万円

 児童指導員の主な仕事は、家庭環境上、サポートが必要とする児童を対象に個別支援計画に基づいて、お子さんたちの成長と自立を目的に、生活指導、学習・遊びのサポート等を行います。
放課後等デイサービスでは、お子さんたちの学校が終わるタイミングと施設終了後に送迎するところもあり、児童指導員が同伴してお子さんたちが安全に移動できるようにします。
施設内では、主に学習のサポートやお子さんたちの遊びに関わるなど、お子さんたちが放課後に自宅ではできない支援を行います。また、発達に問題がある児童に対しては、個別に特性に応じて対応します。高学年の児童には、要望に応じて進学・就職の相談も行っています。

児童が帰宅した後は、活動記録や支援記録を取って、支援状況を常にアップデートしながら業務を行います。

一方、児童発達支援管理責任者は、個別支援計画を作成し、児童指導員など施設スタッフのチームリーダーとして仕事を行います。児童指導員は、直接、お子さんたちの指導に関わる業務となりますが、児発管は、円滑に施設全体が運用できるように、現場業務よりも事務作業や管理側の仕事が多くなります。

給与面については、児童指導員よりも児発管の方が高く設定されています。
児童発達支援管理責任者になるためには、一定の実務経験と研修の受講が必須となり、より専門的知識が求められるため報酬が高くなっています。

児童指導員は児発管にキャリアアップ可能?

児童指導員を経て将来的に児童発達支援管理責任者を目指す方もいます。現場仕事から管理側の仕事にシフトしたい方、キャリアアップや収入を増やしたい方は、児童発達支援管理責任者になることでメリットも多くなります

障がい者人口は年々増加に伴い、障がい者サービス施設の開業も増えています。
施設経営においては、児発管1名の配置基準が設けられているため、事業者は必ず有資格者を確保することが必要です。したがって、児童発達支援管理責任者の人材は需要が高く、児童指導員など他業種からキャリアアップを目指す人も多いです。

※児発管のキャリアアップのメリット

  • 現場責任者や主任として働くことが可能になる
  • 施設経営者・管理者として開業も可能になる

児発管のなり方

児童発達支援管理責任者になるには、実務経験の要件を満たすこと、一定の研修を受講することが必須となります。詳しく確認していきましょう。

基礎研修の受講

児童発達支援管理責任者の基礎研修を受ける前に、実務経験を満たしていることが必要です。基礎研修が受講できるタイミングは、実務経験要件を満たす予定の2年前から可能です。

基礎研修の受講内容は以下の内容になります。

  • 相談支援従事者初心者研修:相談支援従事者の役割、障がい者支援の基礎、児童福祉、相談支援スキル、マネジメント、法令理解など。研修時間11.5時間。
  • サービス管理者等研修:児童支援の理念、個別支援計画書の作成方法、サービス提供プロセスに関する講義など。研修時間15時間

実践研修の受講

児童発達支援管理責任者の基礎研修の修了後に、2年間のOJT期間を経て実践研修の受講が可能になります。OJTとは、実際に現場で実務経験をしながら、研修内容をより深く理解しながら学んでいく仕組みです。

実践研修の受講内容は以下の内容になります。受講時間は、14.5時間です。

  • 障害福祉の動向について
  • サービス提供の講義・演習
  • 人材育成の講義・演習
  • 多種目および地域連携の講義と演習

更新研修の受講

児童発達支援管理責任者になった後にも、更新のための研修を受講する必要があります。
更新タイミングは5年ごとになります。
児童発達支援管理責任者として、より質の高いサービス提供ができるように、更新研修が義務付けられています。

児童発達支援管理責任者の更新研修の内容は以下の通りです。

  • 障害福祉の動向についての講義:1時間
  • サービス提供の自己検証についての講義:5時間
  • 質の良いサービス内提供、人材育成についての講義・演習:7時間

キャリアアップが目指せる職場とは

児童福祉系の仕事を目指している方、または将来的にさらにキャリアアップして資格を取得したい方は、自分にあった職場選びができるように、以下のポイントを押さえておきましょう。

資格取得をサポートしてもらえる

児童指導員から児童発達支援管理責任者にキャリアアップを目指したい方は、資格取得のサポート体制のある事業所を選びましょう。
資格取得のための事前学習会や研修の機会を提供しているところや、資格取得支援制度があるところは、これからのキャリアに大きく役立ちます。

具体的には、資格取得に必要な受験料や交通費や試験の教材費の支給などを支援するなど、経済的負担をサポートしている事業所もあります。また、受験日や受験勉強のために、業務体制のシフトを調整するなど、受験しやすい環境を提供しているところもあります。

仕事と勉強を両立していくには、職場のサポートが不可欠であるため、資格取得のサポートをしている事業所を選んでキャリアアップに繋げていきましょう。

研修制度が充実している

従業員がより専門的な知識を得て実務に役立つように、研修制度を設けているところもあります。
研修制度を利用することで従業員のモチベーションの向上やキャリアアップに繋がります。
また事業所にとっては、施設スタッフの質の向上によって、利用者に満足度の高いサービス提供ができるメリットがあります。

大規模に展開している事業所では、系列事業所で合同で研修を行っているケースもあり、従業員どうしの意見交換や情報共有できる機会ができるようになっています。

福祉系サービスの仕事には、多種類の資格があるため、キャリアアップを目指すには、より充実した研修制度があるとメリットも多くなります。

社内他事業所への異動ができる

複数の事業所を運営している場合は、事業所への異動ができるため、キャリアアップに役立ちます。複数の事業所で業務に就くことで、実務経験の幅を広げることができます。

事務所を異動することで新たなチーム体制で働くことができたり、スタッフ同士の交流などから新しい情報を得ることもできます。また、さまざまな個別支援計画書に基づいた仕事を経験することができます。

転職することなく、同系列の事務所へ異動できるので、あらためて就活することもなく、キャリア形成に役立つプロセスを踏むことができます

放課後等デイサービスでキャリアアップすることで得られるもの

放課後等デイサービスでキャリアアップすることで、やりがいを持って仕事に集中することができます。自身への成長が実感できて経済的安定が見込めると、会社への貢献意識も高まり、魅力的な事業所・施設を作ることに繋がります

放課後等デイサービスをはじめ、福祉系のサービス事業所では、さまざまな有資格者を必要としているため、未経験者よりも専門知識のある資格取得者の需要が高くなります。
特に児童発達支援管理責任者は、施設に1名は必須となるため、就活する際は有利になる資格です。
児童発達支援管理責任者になると、高い報酬が得られることや施設のリーダー的役割を担ってやりがいのある管理職として働くことができます。

また、放課後等デイサービスの施設経営に関しても、より踏み込んだ業務に関わることができるので、施設の成長とサービス向上に貢献することもできます。

さらに、児童の個別のケースに応じて、専門性の高い知識を持って対応することができます。児童発達支援管理責任者は、より多くの実務経験があるため、児童の発達の状況に合わせた適切なサポートができるようになります。

放課後等デイサービスでキャリアアップすることで、スキルを活かした仕事ができて、安定した収入とやりがいを得ることができるようになります。

放課後等デイサービスでは資格取得と経験でキャリアアップに繋げましょう

放課後等デイサービスで児童指導員からキャリアアップしたい場合は、児童発達支援管理責任者を目指すと良いでしょう。
実務経験や研修期間を終了すると、施設チームリーダーとして責任のある役割を果たすことができます。
また、これから児童指導員を目指す方は、事業所での実務経験を積むことで次へのステップを踏むことができます。
自身の状況に合わせて資格や研修、経験を積んでキャリアアップに繋げていきましょう。

ファミリー・キッズでは、障がい児通所支援事業所を展開しております。楽しく遊び・学び・育みながらお子様一人ひとりの成長や自立のお手伝いをしております。気になる方はぜひお問い合わせください。

ファミリーキッズの放課後等デイサービスとは

放課後等デイサービスは学校に就学している障がい児に対し、個別活動や集団活動を通して「日常生活での基本的な動作の指導や自立支援」や「集団生活への適応に向けた支援」などを行う障害福祉サービスです。

ファミリー・キッズでは「家庭的な環境で安心して過ごしていただく」ということを心掛けており、
楽しく遊び、学び、育みながら、お子様に内在している潜在能力を最大限に引き出します。

勤務地一覧

ファミリー・キッズでは、以下の地域で放課後等デイサービスを運営しています。

神奈川県のファミリー・キッズ

放課後等デイサービス 伊勢原
放課後等デイサービス 海老名
放課後等デイサービス 茅ヶ崎
放課後等デイサービス 座間
放課後等デイサービス 愛川
放課後等デイサービス 綾瀬
放課後等デイサービス 南林間
放課後等デイサービス 秦野
放課後等デイサービス 相模原
放課後等デイサービス 藤沢
放課後等デイサービス 平塚
放課後等デイサービス 厚木
放課後等デイサービス 湘南
ショートステイ ファミリーキッズ伊勢原

福島県のファミリー・キッズ

放課後等デイサービス 会津若松
放課後等デイサービス 喜多方
放課後等デイサービス 郡山
放課後等デイサービス 会津

相談支援事業所

ファミリー・サポート湘南
相談サポートセンター ファミリー会津
相談ファミリー・サポートセンター郡山

放課後等デイサービスの利用に関してお悩みがあれば、お気軽にお問い合わせください。

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運営会社

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  • 運営会社名:株式会社ベストライフジャパン
  • 所在地:〒242-0006 神奈川県大和市南林間2-10-5 ベストライフビル5F
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  • TEL:0120-068-072(お客様専用)、046-204-7122(代)
  • FAX:046-204-7121

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